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封印工法

アスベストの危険性

 アスベストとは天然に産する鉱物繊維のことで、耐熱性、耐抗張性、耐薬品性、絶縁性、耐磨耗性、防音性に優れ、且つ、安価であるために1940年ごろから耐火被覆材、屋根材等の建設資材をはじめとする多方面で広く活用されるようになりました。
しかし1970年ごろになると、アスベスト粉塵を吸い込むことによる中皮種等の健康被害が明らかになりました。アスベストは飛散しやすく、吸い込んでから30年程度経ってから発症するため当初はその影響に気付かず、増産利用し続けました。
日本産業衛生会によると、製造従事者、工事従事者、又、これまでに使用されているものの曝露による被害者は、2040年までに死者10万人に上るとしております。
被害を最小限に食い止めるには一日も早い対策を講じる必要があると言えます。


アスベストと屋根材の関係

 アメリカなどでは1970年代後半にはアスベストの使用が禁止されましたが、日本は対応が遅れ、屋根材に於いてはなんと2003年まで製造を続けておりました。
アスベスト混入屋根材で代表的な製品は、報道等で連日のように社名を見聞きする クボタで1961年から2001年にかけて製造していた「カラーベスト コロニアル」、松下電工で1971年から2003年まで製造していた「フルベスト」で、共に最大25%のアスベストが混入されていました。
軽量、安価が受け、これまでに全国で総面積6億平方メートル、500万戸、実に5軒に1軒の割合で使用されてきましたが、自分の家の屋根がどうなのかさえわからないのが実情のようです。
メーカーでは、切る、割るなどの外力を加えなければ飛散の心配はない、としていますが、そもそもこの材料は表面の塗膜だけで風雨や紫外線などの過酷な条件と戦っているので、塗膜が傷み、素地が表面化すると曝露となるわけですから一概に「外力」で括ってしまうわけにはいきません。
これまでは古くなると葺き替えたり、塗り替えたりが当たり前でしたが、葺き替えの際は撤去しなければならず、飛散の可能性が高まると共に、莫大な撤去費用と処分費用が必要になります。
又、塗り替えの場合は、高い圧力で水を噴射し、その勢いで表面のカビや汚れ、剥れかかっているもともとの塗膜を除去する『高圧洗浄』が必須となりますが、最近の実験ではこの作業時に基準値を超える飛散量が確認されました。もう塗り替えさえもできません。


アスベスト対策

 葺替え、塗り替えが容易にできないとなると、どうすれば健康的で美しい我が家を保てるのでしょうか。そこで生まれたのが、曝露を防ぎ、工事中も飛散をさせず、経済的に施工できる工法、『封印工法』です.
家族の健康と、近隣への配慮のためにご活用いただけると幸いです。